葬儀の会食は「お通夜の最中に振る舞われる食事」や「火葬中に食べる料理」のことを示します。
ただご飯を食べるわけではなく、ちゃんとしたマナーがあるのはご存知ですか?
今回は誰も教えてくれない会食におけるマナーを紹介します。
○会食で避けるべき話題
・死因に関する話題
死と直結する話題は避けましょう。
マナー以前に人としての常識を疑われてしまいます。
・故人と関係ない話
故人を避けるあまり、全く関係のない話をするのもNGです。
会食では故人との思い出、生前の話などをしましょう。
・故人の悪口
亡くなっていなくても、大切な人の悪口は聞きたくないものです。
故人の話題だとしても、話して良いことと話してはいけないことの区別はつけましょう。
・変な慰めの言葉
例えば、遺族が故人の介護をしていたとして「これでちょっとは楽になるね!」等の変な慰めはやめましょう。
いくら大変な思いをしていたとしても、大切な人の死は悲しいものです。
上記4点の話題は避けるようにしてください。
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○会食のマナー
・さわぐ、走り回る
特に小さい子どもがやりがちなマナー違反です。
いくら子どもとは言え、許されない行為です。
遺族や他の参列者は注意しにくいので、親がしっかり見張り注意するようにしましょう。
・料理を食べない
遺族への配慮・遠慮のしすぎで料理を食べないのはマナー違反です。
会食は故人との思い出話に花を咲かせる場です。
楽しく会話しながら食事をしましょう。
・料理を持って帰る
人としての品性・常識を疑われるマナー違反です。
私が参列した葬儀にも、タッパーを持参して会食で出た肉やお寿司などを持って帰る方がいました。
遺族でも注意しにくいため「許されている」と勘違いされる方がいますが、重大なマナー違反です。
○マナーを守って、料理を食べよう
葬儀では会食に限らず注意すべきことがたくさんあります。
気疲れしてしまうかもしれませんが、参列者以上に遺族の方が悲しみ、疲労を感じていることを忘れてはいけません。
遺族や故人を悲しませないために、楽しくマナーを守って食事をしましょう。